ヒダマルの子育て情報館。

お子さんとの生活の知恵、怪我や病気の対処法などをお伝えします。

子どもの発熱と、どう付き合うか。【危急度の見分け方】


 熱が出たからいって、すぐに解熱剤を服用すると、逆効果です。ただの風邪でも、インフルエンザでも、同じことが言えます。

 有名な話ではありますが、ここに触れずに更新を続けるのも不自然というか不親切なので、取り上げておきます。

 

 

熱で死ぬことはない。

 まず知っておいて欲しいのは、次の二つです。

 

1、発熱が原因で死亡することはない。
2、どんな高熱が出ても、脳に影響はない。

 

 40度以上の高熱で苦しむお子さんを前にした時は、この二つを思い出してください。熱そのものが原因で最悪の事態になる可能性は皆無ですから、落ち着いて行動しましょう。

 

 もちろん、命に関わるような病気であり、それに伴って発熱の症状が出ている場合などは危険ですが、この場合も上記と同様「高熱の所為で危険」ではないのです。

 

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発熱は身体の防衛反応。

 風邪をひいた時に体温が上昇するのは、肉体の正常な防衛反応です。

「細菌やウイルスが悪さをして、体温を上げて苦しめている」のではなく、「細菌やウイルスをやっつけるため、身体が戦いの場を整えている」のです。


 この時、解熱剤を飲めばどうなるか。

 せっかく体温を上げて、病原菌を弱らせてやっつけようと頑張っている所で、敵が元気になってしまうことを意味します。むしろ症状は長引くでしょう。

 これが、「むやみに解熱剤を飲んではいけない理由」です。

 


 また、「熱が原因で死ぬことはない」「どんな高熱でも、脳へのダメージは残らない」という理由も、ここから理解できると思います。

 肉体が自分を守るために発熱しているのですから、そのせいで死亡したり障害が残ったりすることはないのです。

 

 

子どもは、熱が上がりやすい。

 大人の場合、脳の体温調節機能が「39度以上にはしない」と決めて働いてくれているので、40度以上の高熱はめったに出ません。

 しかし、子どもはこの機能が未発達です。
 小さければ小さいほど、周囲の環境や風邪などで簡単に熱が上がります。


 つまり、

「大人が40度」→「体温調節機能が効かないくらい、重い症状」
「子どもが40度」→「熱だけで判断はできない」

 ということです。
 子どもに限っては「熱=重症」とは言えないことを覚えておきましょう。

 

 

では、どこで判断するか。

 体温があまりアテにならないとすれば、他の点で考えなければなりません。

 熱があって、急いで病院へ連れて行った方がいいのは、以下のような症状がある場合です。

 

・生後3ヶ月未満の乳児である。
・顔色が青い。
・嘔吐が続いている。
・痙攣(ひきつけ)が見られた。
・ひどく咳き込んだり、肩で息をしている。
・ぼーっとしていて、声をかけても反応が薄い。


 こういった症状が見られた時は(あるいは発熱の有無にかかわらず)、すぐに病院へ連れて行きましょう。

 

 

まとめ。

 お子さんの発熱を経験する度に、「熱はあるけど、機嫌はいいな。これなら大丈夫」「熱はないけど、顔色が悪いな。気をつけておこう」など、親としての経験値が上がって行く事と思います。

 熱が出るたびに、子どもを観察しておきましょう。普段の発熱(と言うのもおかしいですが)と違った様子があれば、危険にいち早く気付けるかもしれません。

 

 以上、ヒダマルでした。